岡本和久のFIWA/I-OWAメルマガ 20240716
岡本和久のFIWA/I-OWAメルマガ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024.07.16━━━━
□■ 岡本和久のFIWA/I-OWAメルマガ
■□ https://fiwa.or.jp/investlife/
□■ https://i-owa.com/
岡本和久がFIWAとI-OWAを通じて行っている活動をご紹介します。
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□■インベストライフ 2024年7月16日号のご案内■□
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「みんなのお金アドバイザー協会~FIWA」の会報誌、月刊ネット・マガジン「インベストライフ」は以下のサイトでご覧いただけます。無料かつダウンロードもできます。相場の短期予想、銘柄紹介などはありません。https://fiwa.or.jp/investlife/
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今月のひとこと すべては生活者のために 岡本 和久 CFA FIWA(R)
バブル後の最高値から最安値を通してほぼ今の水準にまで「行ってこい」の過程を示したチャートを見ているとすごく面白いのです。2003年の1月と言えばほぼバブル崩壊後の最安値近辺です。今から21年前、この年、ひとつの雑誌が発刊されたんです。この仕掛け人というか、その牽引役になられたのが澤上さんだったわけです。そして、それがインベストライフです。要するに、金融商品を一切、推奨しない、企業広告も取らない、完全に中立な形で、生活者のためのお金の役立つような内容の雑誌にしようということでスタートしました。私も編集委員に加えていただきました。
これが現在、FIWA仲間通信となっているインベストライフの誕生だったのです。その後2005年に私は外資系の年金運用の会社を退職しまして、そしてI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)という投資教育の会社を創業しました。それから2年後2007年1月に「投資ルネッサンス2007」というイベントを開催しました。相場はインベストライフ創刊からこの時まで非常に良かったのです。小泉改革が進行して、みんなが少しずつ経済も相場も明るくなってきていた。みんな、「今こそ投資の時代が来た」と思っていたのですね。多分、ほとんどの人は、投資ではなく投機だったのでしょう。まだバブルの夢が少し残っていた。「夢よ、もう一度」というわけだったのです。ただ我々は、やはり「売った、買った」じゃなくて、人生という長いタイム・フレームの中で積立投資をして少しずつ資金をきちんと将来のために増やしておかないといけませんよ、ということをこの投資ルネッサンスで主張したわけです。
ただ、いつもながら短期でワイワイと売買する人も多かった。その後、アメリカでサブプライムの問題が深刻化したり、あるいはリーマンブラザーズが破綻したりという問題などが起こった。それで相場が大幅安したんですね。短期売買の人は損失を抱えて「二度と株なんかやるものか」と市場から退出して行った。マーケットはその後、少しずつ回復をしていきました。2019年に「いまこそ本物のアドバイザーを育成し、認定し、支援しよう」という志でFIWAが創業され今日に至っているのです。
2005年に創業したI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)は同年、インベストライフ発刊業務を受け継ぐことになりました。さらにFIWA®ができた時にはFIWA®に移管されました。何かずっと私につきまとっているみたいな、そういう感じがあるのですが、とにかく直近で258号まで続けています。
長期投資の雑誌でこんなに長く続いているのはまず一つもないんです。長期投資の雑誌は毎回同じような内容になってしまいますから、書くことがなくなってしまいます。だからあんまりビジネスにならないのです。でも、まあ、みなさんのおかげで何とか、とにかく続けてきたということです。とにかく「すべては生活者のため」、プロではない、特殊な人たちではない、ごくごく普通の生活者のために役に立つような雑誌にしようということでやっています。
投資ルネッサンスが開催された2007年に積立投資を始めた人がいるとします。ずっと毎月定額で1万円を積み立てて今日まで続けたとします。暴落局面が真ん中辺りにあったために、その時は買っている口数が多いわけです。結果としてはずっと積み立てた投資金額は200万円なのですが、現在の時価資産額は500万円を超えているのです。要するに、下げ相場局面の中でとにかくずっと続けてやっているということがすごく大事だということです。
インベストライフの精神の基本は「すべては生活者のために」ということです。運営主体は変ってもこの基本精神は変らないで受け継がれている。金融商品の販売はしない。個別銘柄の記事は推奨も掲載もしない。販売とは一切切り離されたアドバイスに特化したメディアです。アドバイスって要するに生活者の方々にためになる考え方の提案です。それが職業として成立する。それを目的としてこの2つの基本、金融商品を売らない、本当に生活者に役立つアドバイスを提供する、これは21年前からずっと受け継がれた、これが我々の活動の一番原点にある部分です。
さわかみ投信などの生活者のための直販投資信託、投資教育会社のI-Oウェルス・アドバイザーズ(株)、そして、みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA®、「すべては生活者のために」という精神が受け継がれています。2007年の投資ルネッサンス2007では、日本中から400人の方が集まりました。当時はまだネットもなかったですからね。
みんな銀座の会場に集まって、すごく盛り上がったイベントでした。そこで採択されたのが個人投資家宣言でした。今、金融経済教育推進機構も設立されて国家的な重要性を持つようになってきて、それからまたFDAlcoのように新しいビジネスモデルを模索して新しい組織が誕生していますが、みんなすべては生活者のためなんです。生活者のために我々は汗を流している。
目的は一つです。みんなが、普通の人たちが、生活者が豊かで幸せな人生を送れるためのその潮流を作るということです。さらに多くの組織とか団体とか企業などがこの波に乗ってくれればいいと思います。お互いに競合しようとは全く思っていません。「一緒にやろうよ」、「どんどん作って、どんどん一緒にやろうよ」、そう思います。
それによって流れが加速していきます。どこが得するとか、どこが儲かるとか、そんなに狭い業界の話じゃないのです。日本を良くしよう、日本の現在の、そして未来の生活者の生活を良くしよう、そのために我々は汗を流しているのです。今回、インベストライフ誌で特集したイベントでもできるだけ多くの方に気づきを得ていただけたならばいいなと思っています。(岡本和久筆)
2007年の投資ルネッサンス2007で採択された個人投資家宣言を参考までに掲載します。(この記事はインベストライフでグラフ入りでご覧いただけます。 https://fiwa.or.jp/investlife/)
個人投資家宣言
前文:私たちは幸福で自立的な生活と持続可能な良い社会づくりのため、クラブインベストライフの呼びかけのもと、本日全国から東京に集い、熱心な議論を行った。その結果、自立的な生活者の長期投資が、日本と世界の未来を切り開くあるべき投資の本流であり大河であることを確認し、熱き心と高き志を持って次の五箇条を高らかに宣言する。
第一条:私たちは生活の一部として長期投資を学び実践する。
第二条:私たちは長期投資によって経済的自立と社会貢献を目指す。
第三条:私たちは良い社会づくりに貢献する企業を、投資によって応援する。
第四条:私たちは投資リターンに心の豊かさも求める。
第五条:私たちは急がず、焦らず、ゆったりと投資を行う。
2007年1月14日、東京銀座にて
クラブインベストライフ主催投資ルネッサンス2007参加者一同。
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FIWA特別イベント特集号
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「投資ルネッサンス2007@銀座 から17年の振り返り」FIWA特別イベント
動画 対談
さわかみホールディングス 代表取締役 澤上篤人氏
みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA® 代表理事 会長 岡本和久
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NISAで踏み出そう長期積立投資 手に入れよう経済的自立
資産運用立国への歩みが始まった(パネル・ディスカッション 1)
登壇者:金融庁総合政策局政策課金融税制調整官 今井 利友氏
なかのアセットマネジメント代表取締役社長 中野 晴啓氏
FIWA代表理事 会長 岡本 和久
コーディネーター FIWA代表理事 理事長 岩城 みずほ
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資産運用立国への歩みが始まった(パネル・ディスカッション2)
登壇者:金融庁総合政策課金融経済教育推進機構設立準備室長 桑田 尚様
FDAlco代表取締役社長 今井 豊様
FIWA代表理事 理事長 岩城 みずほ
コーディネーター FIWA代表理事 会長岡本 和久
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インベストライフ・アーカイブより
生活者の長期投資元年 投資ルネッサンス2007
いま、本格的長期運用がはじまる●個人投資家宣言採択
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FIWAマンスリー・セミナ講演より(講演1)
人生お金でつまずかないためのお金の話
市民グループ「良質な金融商品を育てる会」(フォスター・フォーラム)世話人
(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)代表理事副会長
永沢 裕美子氏
レポーター:赤堀 薫里
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FIWAマンスリー・セミナーより(講演2)
「しあわせ持ち人生のためのライフプランを考えよう」
岡本 和久
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基本ポートフォリオのパフォーマンス
出所:モーニングスター・ジャパンにより作成。
6月のパフォーマンスは4資産成長型が2.24%、2資産成長型が3.50%のパフォーマンスでした。
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投信データ・ウォッチ
純資産上位ファンド(毎月および隔月決算型を除く)2024年6月末の運用状況
トップ・ファイブは1位 三菱UFJ国際(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) )、2 位 三菱UFJ国際 (eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) )、3位 SBI AM SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 、4位 楽天投信 (楽天・全米株式インデックス・ファンド )、5位 アライアンス・B (アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし))となりました。
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FIWA(R)からのお知らせ
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第226回 FIWA(R)マンスリー・セミナー
開催形式: On Line
担当: 赤堀 薫里
開催日時: 2024年7月21日(日) 12:30~15:30
講演・講師:
(1)岡本 和久
「一生使える投資信託の選び方」(投信協会のファンド検索機能を使って)
(2)ビトウ・ファイナンシャル・サービス 代表取締役 尾藤 峰男氏
「2024年バークシャー株主総会に見るバフェットの投資哲学と人生哲学」
備考: お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費: 3,300円
8/9 FIWAサムライズ勉強会 #75
開催地 東京 主催 担当:岩城 みずほ
開催日 8月9日(金) 開催時間 19:00~20:45
会場 教室とZoomによるハイブリット開催
講演 【第75回 FIWAサムライズ勉強会】
「マンション価格高騰はバブルか? ~失敗しないためのマンション選択の知恵~」
講師 龍谷大学経済学部教授 竹中 正治(たけなか まさはる)氏
備考 主催:NPO法人みんなのお金のアドバイザー協会
お申込先:https://somerise.net/2024/07/05/2039/
第227回 FIWA(R)マンスリー・セミナー
開催形式: On Line
担当: 赤堀 薫里
開催日時: 2024年8月18日(日) 12:30~15:30
講演・講師: 第11回 ハッピー・マネー(R)セミナー for ヤング・アダルト
(1)I-OWA 代表取締役 会長 岡本 和久
「若者よ! 投資、仕事、人生を考えよう」
明治大学商学部教授 I-OWA代表取締役社長 三和 裕美子氏「投資家資本主義の未来~ESG投資の行方(仮題)」
(2)明治大学商学部教授、I-Oウェルス・アドバイザーズ(株)代表取締役社長、三和裕美子
「投資家資本主義の未来~ESG投資の行方」
(3)作家 板谷 敏彦氏
「高橋是清の人生から学ぶ現在の日本の位置と日本人の生き方」
備考: お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費: 3,300円
第228回 FIWA(R)マンスリー・セミナー
開催形式: On Line
担当: 赤堀 薫里
開催日時: 2024年9月15日(日) 12:30~15:30
講演・講師:
(1)岡本 和久
「戦後の日本株式市場を俯瞰する」
(2)モーニング・スター イボットソン チーフ・インベストメント・オフィサー 小松原 宰明氏
「計量モデルの使い方」
備考: お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費: 3,300円