岡本和久のFIWA/I-OWAメルマガ 2024.03.15
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今月のひとこと 日経平均新値更新に思うこと
日経平均が2月末日に市場最高値の38,915円を更新し、さらに4万円も超えたということが大きな話題になっています。私が就職したのは1971年でした。入社式の日の日経平均は2414円でした。70年代は日本にとってはチャレンジの時期だったと思います。ニクソン・ショック、オイルショック、貿易摩擦、第二次オイルショックなどが相次いで起りました。
80年代はいろいろな難しい問題が発生しながらも日本はそれを乗り越えてきた時期です。そしてついに1985年に世界最大の債権大国になりました。日本の貿易収支が大幅な黒字なのは日本の経済が閉鎖されているためである、国内需要をもっと振興せよという海外からの圧力もあり、前川レポートが発表されました。輸出依存型経済から内需主導型経済への転換が計られ、日米構造協議では430兆円の公共投資が合意されました。これを受け、株式市場は順調に上がり続け、まさにバブルの要素を呈してきたわけです。
80年代株式市場にとっては悪材料がたくさん出現しました。70年代末の第二次オイルショックに続き、1985年、プラザ合意で極端な円高への誘導も起こりました。そして1987年にはブラックマンデーが発生します。そして1989年の初めには約2年に渡って続いた2.5％の公定歩合が3.75％へと引上げられました。当時、流行った財テクブーム、NTT、ウォーター･フロント、Qレシオ、どれも懐かしい言葉です。何があっても日本株は下がらないという確信がどんどん強まってきた時期でした。経済月刊誌に「東京マンハッタン構想」という記事がでました。その記事の最初に東京湾に高層ビルが建ち並ぶ挿絵がでていました。そうそうたる学者たちも日本株は割高ではないという論調を公開していました。そして、株価は上がり続け1989年末の最高値38,915円に到達したわけです。
先日、東京の湾岸道路をタクシーで走っていました。東京湾の内側も外側も高層ビルが立ち並び、あの頃マーケットが夢見ていたような東京マンハッタンがそこにあります。みんなが小型のパソコン（スマホ）を持ってネットワークでつながっている。銀座などの盛り場、観光地には海外からのお客様が一杯です。そんな、あの当時の夢見たような日本が今、実現しています。
株価がようやく過去の高値を越えたということは、ようやく実態を反映するようなマーケットになったということなのでしょう。ピークの頃、60倍だったPERが、今は15～6倍になっています。なぜ30年以上、株価は高値を取れなかったのか。答えは簡単です。結局、あの時の夢に基づく株価が高すぎたということなのでしょう。そして今、実態がようやくあの時、市場が夢見た状態に追いつき、それを反映して正常なPERの水準で株価が高値の水準まで戻ったということではないかと思います。これからどうなるか、それは私も分かりませんが、長期的に見れば日本企業の今後の成長を反映した上昇になっていくだろうと思います。この記事のもう少し詳しい内容はYouTube （https://youtu.be/xZGUnzj2mNk）で公開されています。ご覧ください。
（岡本和久筆）
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FIWAマンスリー・セミナ講演より（講演1）
今後の世界経済・市場展望～半年以上遅れやってくる米国の景気後退 長期的には世界経済拡大に伴う株高を予想
ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕 治好氏
レポーター：赤堀 薫里
今日のメインテーマは今後の世界経済、市場をどう見るかということですが、サブタイトルでは、半年以上遅れやってくる米国の景気後退とあります。半年以上遅れるというのは、私が最初にみていた見通しから半年遅れるということです（笑）。実は2023年の始めは、私もそうでしたが、多くのエコノミストやマーケットアナリストが、アメリカは2023年中に景気後退に陥るという声が結構ありました。結果としては、未だにアメリカは景気後退に陥っていません。そんなに深刻なものになるとは思いませんが今年は景気後退に陥るリスクが高いと思っています。
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FIWAマンスリー・セミナー講演より（講演2）
名著読み解きシリーズ「キャピタル」を読み解く
講演 FIWA理事長 岡本 和久 CFA, FIWA（R)
レポーター 赤堀 薫里
アメリカの非常に古い運用会社であるキャピタルグループは、宣伝をほとんどやっていません。日本での知名度もそれほど高くはありません。本当に質の高い、良いアクティブ運用会社とはどういうものか皆さんに知っていただききたいと思います。今回はチャールズ・エリスの著書で「キャピタル」という本を取り上げてお話します。
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FIWA理事 投稿コーナー
中野 晴啓氏 新会社にかける夢を語る
対談：なかのアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 中野 晴啓氏
（聞き手）みんなのお金のアドバイザー協会～FIWA（R) 理事長 岡本 和久
（中野）おかげさまで、金融庁の登録については、2月7日に正式に完了いたしまして、それで実は僕自身も登録が終わればファンドをすぐに立ち上げられるのかなと思っていたんですけど、そうは「問屋は卸さない」で、結局、登録が完了してから投信協会への入会申請をしてくださいということです。
そこから投信協会への申請が始まりました。つい先週くらいですかね。面接なるものを私も受けてきました。改めて入会動機、どういう業界を作りたいかとかいろいろ聞かれましたけど、それでまあ落ちることはないと思っていたけど、それも、3月の理事会の承認まで待たなくてはならず、結局それまで何も具体的に進められないまま時間が経っています。承認を受けないと、ほふり機構への登録ができないのです。
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FIWA理事 投稿コーナー
なぜ「学⽣が選ぶ福利厚⽣3.0」を⽴ち上げたのか 〜⼀般社団法⼈みんなの⾦融教育協会 （Financial Education Association）愛称 FiNA（フィナ）が⽬指すもの〜
特定⾮営利法⼈みんなのお⾦のアドバイザー協会副理事⻑
⼀般社団法⼈みんなの⾦融教育協会代表理事 岩城 みずほ
「まっとうな資産運⽤、資産形成を広げていくにはどうすればいいか」と模索する中で2023年12⽉8⽇に設⽴した「⼀般社団法⼈みんなの⾦融教育協会(Financial Education Association) 愛称 FiNA(フィナ)」と「学⽣が選ぶ福利厚⽣3.0」についてご紹介させていただきます。
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FIWA動画紹介（FIWAみんなのお金チャンネル）
大江英樹氏と山崎元氏を偲んで（岡本 和久）（岡本 和久）
株式会社と生活者
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インベストライフ・アーカイブより
インベストライフ版「資産運用カルタ」2014年1月
編：岡本 和久
今回、紹介するのは2014年1月号に掲載したインベストライフ版「資産運用カルタ」です。「『いまでしょ！』さあ始めよう資産運用」から始まり締めは「ムリ、ムダ、ムラ、はぶき楽々リラックス投資」まで、なかなか良い内容だと思います。毎朝、これを読み直して投資の心構えを確認してください！（笑）
（インベストライフ 2014年1月号より）
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基本ポートフォリオのパフォーマンス
出所：モーニングスター・ジャパンにより作成。
2月のパフォーマンスは4資産成長型が3.30％、2資産成長型が3.94％のパフォーマンスでした。
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投信データ・ウォッチ
2024年2月末の直販系の代表的株式投資信託の運用状況
出所：モーニングスター・ジャパンにより作成。
セゾン・グローバル バランスファンド（セゾン投信）、さわかみファンド（さわかみ投信 ）、セゾン資産形成の達人ファンド（セゾン投信 ）、ひふみ投信（レオス･キャピタル・ワークス）、 コモンズ30ファンド（コモンズ投信）が純資産上位5位を占めました。
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● 次回のFIWA(R)通信「インベストライフ」の配信は2024年4月15日です。
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FIWA（R)からのお知らせ・セミナー予定
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第71回 FIWA（R)サムライズ勉強会
開催地： 東京
担当： 岩城 みずほ
開催日： 3月15日(金)
開催時間： 19：00～20：45
会場： 教室とZoomによるハイブリット開催
講演： 「退職金年金制度の歴史と変遷、そして企業支援における取り組みに関して」
講師： 株式会社LIFEFAB 代表取締役 石川 泰氏
備考： 主催 NPO法人みんなのお金のアドバイザー協会
お申込先：https://somerise.net/2024/02/07/1863/
第222回 FIWA（R)マンスリー・セミナー
開催形式： On Line
担当： 赤堀 薫里
開催日時： 3月17日(日) 12:30～15:30
講演・講師：
(1)岡本 和久
「兜日本株価指数で学ぶDIY資産運用の基本」
(2)つばめ投資顧問代表社員 栫井 駿介氏
「個人投資家が個別株に投資する意義はあるか？」
備考： お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費： 3,300円
第223回 FIWA（R)マンスリー・セミナー
開催形式： On Line
担当： 赤堀 薫里
開催日時： 4月21日(日) 12:30～15:30
講演・講師：
(1)岡本 和久
「名著読み解きシリーズ『インサイド・バンガード』を読み解く」
(2)明治大学商学部教授 I-OWA社長 三和 裕美子氏
「企業統治とアクティビストへの対応」
備考： お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承りますhttps://happymoney.stores.jp/
参加費： 3,300円
第224回 FIWA（R)マンスリー・セミナー
開催形式： On Line
担当： 赤堀 薫里
開催日時： 5月19日(日) 12:30～15:30
講演・講師：
(1)岡本 和久
「ライフプランを書こう」
(2)永沢 裕美子氏
「人生お金でつまずかないためのお金の話」
備考： お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費： 3,300円
第225回 FIWA（R)マンスリー・セミナー
開催形式： On Line
担当： 赤堀 薫里
開催日時： 6月16日(日) 12:30～15:30
講演・講師：
(1)岡本 和久
「ジェレミー・シーゲルの教え（長期株式投資、株式投資の未来）」を読み解く
(2)三菱UFJ国際投信 常務取締役 代田 秀雄氏
「日本の投信業界のチャレンジ」
備考： お申込みは開催日の三週間前より以下のサイトにて承ります
参加費： 3,300円
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FIWA presents 「FIWAみんなのお金チャンネル（YouTube)」配信中
岡本和久のDIY資産運用講座など過去、現在の動画をご覧いただけます。
FIWAみんなのお金チャンネル - YouTube
お金や投資にまつわる話を、毎週水曜日、一回5分程度で紹介する
NPO法人 みんなのお金のアドバイザー協会～FIWA®がお送りします。
お金に関するさまざまな疑問に対するヒ…
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FIWA presents「マネーマネーマネーfor you」開催中
金融商品の販売にかかわらない独立系アドバイザーが集まっていNPO法人みんなのお金のアドバイザー協会（FIWA）で、新しくポッドキャスト配信を始めました。パーソナリティは小屋と、キャサリンとナンシーの3人が務めています。
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