第207回FIWAマンスリー・セミナーが開催されました

2022年最後のFIWAマンスリー･セミナー（第207回）が12月18日に開催されました。ゲストは早稲田大学ビジネススクール （大学院経営管理研究科） 教授の山口 勝業さんをお迎えしました。

私は龍谷大学教授の竹中正治さんの絶大なるご協力で完成した「FIWAつみたてインディくん」と米国で市販されているEfficient Frontier社のMVOとMC Retireという二つのツールを使う上で必要な基礎知識と具体的使用法をサンプルを使って紹介しました。

資産運用で大切なことは自分の投資のプロセスをきちんと定めそれに沿って実行をすることです。それにより結果が自分の期待と異なるときにどこに問題があったのかを知ることができるのです。このような計量的なツールを用いることは自分の前提の何が正しく、何処が間違っていたかを知る上でも極めて有益です。アドバイザーの方はもちろん、個人投資家の方も資産運用をより合理的にできるための貴重な手段だと思います。

そして山口さんからは「江戸時代の大阪堂島米相場と行動ファイナンス」というお話をいただきました。堂島は世界最初の先物市場とも言われていますが江戸時代の米を中心にした経済とマーケットを資産運用の一般理論で解説できる部分、できない部分など興味深いご講演をいただきました。また、本間宗久などの残した教えを行動ファイナンスの視点から解説いただきました。

フリー・ディスカッション、質疑応答でも色々なコメントなどいただきとても有益な時間を過ごすことができました。

1月15日はゲストに毎年一月に登場していただいている馬渕治好さんにご講演をいただきます。馬渕さんの水晶玉にはどんなイメージが浮かび上がっているか、世界が大きな転機を迎えている今日、お話を伺うのがとても楽しみです。

今年も一年間、FIWAマンスリー･セミナーをご愛顧いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさま、よいお年をお迎えください。

FIWA主催のサムライズ勉強会およびマンスリー・セミナーなどセミナー案内は以下でご覧ください。

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