特定非営利活動法人 みんなのお金のアドバイザー協会~FIWA®FIWA
岡本和久~FIWAへの道
- 私は1984年にグローバルな証券アナリスト資格(CFA®)を取得しました。その後、海外で開催される年次総会にはよくでていましたが、そこにはたくさんのアドバイザーを名乗る人たちがいました。彼らのほとんどは金融機関からは独立した自営業者なのです。私はそれが普通だと思っていました。しかし、現実を知ると日本の状況は全く違っていました。
- 2005年に投資教育会社を起業しました。この会社はどの金融機関からも独立し、支援も受けていません。それはアメリカの状況が頭にあり日本もいずれそうなるだろうと思っていたからです。
- 2017年に米国ワシントンDCの投資家保護信託(Investor Protection Trust)を訪問した際、その理事長からアドバイザーと金融商品販売者とはまったく別の仕事でこれを兼業するのは利益相反を生むという話を聞きました。
- 日本の現状はごく一部の人を除いてほとんどのファイナンシャル・プランナー(FP)が金融機関に勤めています。また、IFA(独立ファイナンシャル・アドバイザー)を名乗る人も実態は商品を販売するたびに金融機関からコミッションやキックバックをもらっています。つまり、日本では金融機関から独立したアドバイザーはほとんどいないのです。
- それに疑問を感じていたときに私のセミナーに長い間、参加してくれていた岩城みずほさんからこの状況を改善できるような活動をしたいという話を持ち掛けられてきました。もちろん、私の持っていた課題とぴったり合っていたので「やろう!」と即決しました。
- 日本CFA協会で倫理規範や職業行動基準の分野で大きな役割を果たしてきていた原田武嗣さんに代表理事として参加してもらいました。また、監事は公認会計士・税理士の北村勝信さんにお願いしました。さらにアドバイザリー・ボードのメンバー(社員)として社会保険労務士、税理士、司法書士、弁護士、大学教授、国家公務員の方々に加わっていただきました。こうしてFIWAは出来上がったのです。
- 私たちの精神はF・ I・W・Aの四文字に集約されています。この条件を満たすアドバイザーを育成、認定、支援しています。詳細は公式ホームページをご覧ください。
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Fiduciary
「フィデュシャリー」とはお客様に忠実なという意味です。私たちはいかなる場合も自らの利益よりも相談者の利益を優先してアドバイスをします。 -
Wealth
「ウェルス」というのはお金だけではない物心両面での豊かさという意味です。私たちは相談者が豊かで幸せな人生を送るためのライフプランを視野に入れたアドバイスをします。 -
Independent
「インデペンデント」は独立したという意味です。私たちはいかなる金融機関からも直接、間接を問わず独立しており、資金、人材、経営面での支配を受けず、金融商品仲介の契約も結んでいません。 -
Advisor
「アドバイザー」は知識、経験、そしてもっとも重要な倫理観を備えたプロフェショナルです。私たちはプロの専業アドバイザーとしてアドバイスに対する相談料をいただき、その他は一切、金融商品の販売・仲介にかかわり報酬を得ることはありません。